(元)アスリート男性の冷え性

冷え性」と聞くと女性が悩んでいる症状というイメージがある人は多いと思う。実際に女性の方が多く、男女比で言えば3:7、男性では全年齢の4割程度、女性では全年齢の8割程度が冷え性を自覚している、というデータもあるようだ。

 

今回はアスリートだった男性、ここでは学生時代などに激しいスポーツをしており、身体を鍛えたあるいは自然に鍛えられた人を対象とした話だ。明確な科学的なデータは上がってきていない、調査しにくいがもとがアスリートだった男性は冷え性になりやすい傾向がある、並びに一般人と比較して冷え性の症状が重くなりやすい傾向がある。

 この仮説に至る理由は、もともとアスリートだった人は筋肉量は一般の人より多くなっている。これが加齢やスポーツから離れた後の冷え性に繋がりやすい、冷え性の症状が重くなりやすい要因となる。順番として

1.鍛えて筋肉量が増える。

2.筋肉量に伴い毛細血管が増える

(しばらく運動から離れる)

3.筋肉が萎む

4.毛細血管が衰えて血液が流れなくなる(ゴースト血管化)

 

以上の流れを進んでいく。

まず誤解を解いておくと、筋肉が衰えると脂肪化するという俗説で、そもそも構成するものが違うため、筋肉が脂肪化、脂肪が筋肉化は起こらない。

4.で挙げた毛細血管が衰えて血液が流れなくなる、これが冷え性に関係する。今回記載した「ゴースト血管」という表現はなかなか秀逸な表現だろう。記事を整理する際にHPで見かけた。(参考:毛細血管の減少が体の不調の原因に?シナモンでゴースト血管を修復!|楽しむ・学ぶ|養命酒製造株式会社 (yomeishu.co.jp)

 

続きはありますが、ご覧いただきありがとうございました。